よくあるQ&A - その他

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Q.
床が傷む原因は何でしょうか?
A.
建物の床は常に何らかの負荷を受けていますが、産業関連施設の床においては、負荷の種類や強度、頻度は通常の施設よりも厳しいものとなります。
  • 耐衝撃性や耐摩耗性を持たない塗り床材が大きな衝撃・摩擦(フォークリフトの走行、取扱品の重量など)を受けると、塗膜を維持できずに割れたり磨り減ったりします。
  • 耐薬品性を持たない塗り床材は、腐食性の強い薬品や洗浄剤、腐食性を持つ物質に変化する恐れがあるものが床にこぼれると、塗膜を維持できずに溶解・膨潤します。
  • 高温の熱水や蒸気などにさらされると、その熱負荷・熱衝撃に見合う耐熱性を持たない塗り床材は、下地との接着や塗膜そのものの強度を失い、やがて割れや剥がれに至ります。
  • 食品工場などの様に、これらの負荷が同時に継続的に掛かる様な環境では、多角的な耐久性能を持つ材料を適用する必要があります。
Q.
なぜ、床(コンクリート)を保護しなければならないのでしょうか?
A.
コンクリート床が劣化する原因の一例を挙げます。
  • むき出しのままのコンクリートは負荷を受けない状態で放置していても発塵します。発生した塵芥により、環境維持や品質管理に支障を来たす恐れがあります。
  • 保護されていないコンクリートが各種の化学的作用を受けると、腐食や中性化によってコンクリート自体の強度が低下する恐れがあります。
  • 保護されていないコンクリートの床に各種の負荷が加わって減耗や欠損などが生じると、修復が容易でないことに加え、コンクリート片や粉塵などが異物として製品の品質や設備の稼働などに悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • 劣化が進んで鉄筋や鉄骨などに影響が及ぶと、躯体の構造強度が低下する恐れがあります。
  • コンクリートの劣化した箇所から汚水などの汚染・腐食性物質が滲入し、衛生環境を損なう恐れがあります。
  • コンクリートの劣化で生じる凹凸や段差などにより、台車やフォークリフトなどの走行や製品の運搬に支障を来たす恐れがあります。
床に生じた不具合を解消するための工事を行うためには施設や設備の稼働を停止しなければならず、工事費に加え、稼働を停めなければ得られた利益の逸失につながります。
この様な状況を招かないためにも、多角的な負荷に長期間耐えることができる材料を選定し、床を保護する必要があります。
Q.
改正水質汚濁未然防止法の対応に悩んでいます。
A.
ミルクリート®の塗膜は、監督官庁の定めるものをはじめとする各種の有害物質を透過させず、またそれらの腐食性にも耐えます。
優れた耐薬品性を有するミルクリート®は、浸透性・腐食性が非常に強く対応が難しいジクロロメタンに対しても一定レベルの耐久性を有します。
負荷の強度や使用環境などに応じて、適切な工法・仕様をご提案できます。
詳細はお問い合わせください。
Q.
調理場にエポキシ樹脂の厚膜モルタルタイプを施工しましたが、蒸気洗浄をしているうちにヒビや割れが入り、剥がれてきてしまいました。
A.
エポキシ樹脂そのものは40°C前後で軟化します。骨材を混ぜてモルタルタイプにすれば熱衝撃は緩和されますが、塗膜の中にある樹脂の性状は変わりません。
エポキシ樹脂の塗膜は、高温の熱水放流や蒸気洗浄により軟化し、それが冷めることで収縮します。この様な温冷の繰り返しを受け続けると、塗膜の強度はその頻度に準じて落ちていきます。
最後には亀裂が生じ、そこから温水や蒸気が塗膜と下地の間に入り込み、接着が損なわれてついには塗膜が剥離したものと思われます。
Q.
ミルクリート®の認定工事店の認証を得るにはどうすればよいですか?
A.
ミルクリート®認定施工士・認定工事店の認定資格は、弊社の定める規則に基づき、弊社が開催する認定講習などの修了者に付与されます。
認定講習の受講と修了には、規則に基づく制限事項があります。詳細はお問い合わせください。

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